青空
――数分後。
私は焼きそばをきれいに食べ、食器を台所に持っていき水に浸ける。
そして壁に掛けてある時計に目を向ける。
短針が1を指している。
あと少しすれば奈美が来るだろう。
私は奈美が来るまで暇だったのでさっき使用した食器を洗うことにした。
目を時計から流しに戻し、スポンジに洗剤を付けて水を加えながら泡立てる。
泡が立つと私は食器を洗い始める。
次第に汚れていた食器はきれいになっていく。
私の心もきれいにしてよ…。
――ピーンポーン。
ちょうど食器を洗い終わった頃、インターホンが鳴った。
きっと奈美だ。