青空
「……やっぱり空…?」
私はベッドに座ってあの写真を見ながらもう1つの約束を思い出す。
そして静かに口を開く。
「……空と約束したんだ…。一緒に夢を目指して、一緒に夢を叶えるって…」
奈美は黙ったままだ。
「でも…空は柚葉に夢を叶えてほしいと思っていると思う。それに空はもう……」
私は続きを言おうとしている奈美の言葉を遮った。
「分かってるよ…」
分かってる。
分かってるよ…
だって空はもう――