青空




――キーンコーンカーンコーン。



「はい、書くの止め」




先生がそう言うと教室が一気に騒がしくなる。





お、終わった…


私はそう思いながら伸びをする。



隣を見ると青井奏が私の方を見ていた。


青井奏を見ているとまたあの笑顔。




私は笑顔を返した。
また不自然な笑顔だったということに気付かずに…。





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