青空




「……!!」



自分でも分かる…


顔が


熱い。



そんなことを言われたのは君以来──




「あ、やべ…つい口が…」



奏もさらに顔が赤くなる。




ついって何ですか…!?




「さ、さぁ、帰るか!!」


奏は勢い良く立ち上がった。



「そ…そうだね!」



私も立ち上がり、奏と意味も無く笑う。




端からみればぎこちない笑いだろう。




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