青空




──…



「…あれ……?」


目を開けるとまた色が無いあの場所にいた。



「柚葉」


まただ…


夢の中だと思っても君が戻ってきたと思ってしまう。



「空…」


振り向いた先にはやっぱり君がいた。




「今日、あの場所に来てたね。」



「何で知っているの?」


私は疑問に思ったことをすぐに聞いた。



すると君は空を見上げた。

もちろん色は無い、空に。


「いつも俺は柚葉を見てるから。空から…」




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