青空
もう1回寝ようと思ったが、夢のせいか目が覚めてしまっていた。
私はベランダに出る。
「…寒っ……」
冷たい空気が私を包み込む。
この前までは夏らしく暑かったのに、最近は寒い。
秋になって冬に向かっているからかな…。
「……あ…」
しばらく空を見上げていると太陽が顔を出そうとしていた。
暗かった世界がだんだんと明るくなる。
今日の空も雲1つ無い。
「……綺麗……」
太陽はこんな私に少しだけ勇気をくれた──