青空




もう1回寝ようと思ったが、夢のせいか目が覚めてしまっていた。



私はベランダに出る。




「…寒っ……」



冷たい空気が私を包み込む。


この前までは夏らしく暑かったのに、最近は寒い。

秋になって冬に向かっているからかな…。





「……あ…」



しばらく空を見上げていると太陽が顔を出そうとしていた。



暗かった世界がだんだんと明るくなる。



今日の空も雲1つ無い。



「……綺麗……」





太陽はこんな私に少しだけ勇気をくれた──




< 89 / 177 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop