青空




私は慌てて視線を声がした方に向けた。



「奏…」




そこには奏がいた。





「おう。」




奏は短く返事をして私の隣に腰を下ろす。





「よく逢うな。俺達」



先に口を開いたのは奏だった。




「本当だね」





本当に、よく逢うな…。



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