殺し愛
プロローグ
高校3年~
私は毎日をただただ生きていた。
何も変わらない日常
誰からも必要とされない自分。
愛されることをしらない自分に
怒りをこえ、もう何も思わなくなっていた。
毎日毎日、死ぬことばかり考えていた。
“死ぬ時はどうやって死ぬ?”
リスカ?リスカは駄目、すぐ死ねない。死ぬ最後までこの世界を見ないといけない…
首吊り?これも駄目、リスカと同じ。
踏み切りに飛び出こむ?いいかも。すぐ死ねるし。あ!でもこないだテレビで《踏み切りに飛び出した男、奇跡的に助かる》とか言ってたっけ?
これも駄目だ…
ちゃんとすぐに死ねるのにしないと…
最後の最後まで、この世界を見てしにたくない…
自分を見て死にたくない…
ずっとずっと、そのことばかり考えていた。