殺し愛
『おい!てめぇーふざけんじゃねーぞ!!何で俺達の言うことができねーんだ?』
突然路地の小さな間から男の怒鳴る声がした。
『すっすいません!!でも俺には人を殺すなんて無理です!』
そしてもう1人の男の声は震えていて、か弱そうな声をしていた。
人を殺す?
この人達は一体何の話しをしてるんだ?と私はその時の少しの好奇心でその場で止まり、男達の声を聞いていた。
男達の姿は私には見えない。
もちろん男達からも私は見えていない。
『あ゛あ゛~??何言ってんだてめぇー!!今すぐ神崎を殺してこねーと俺達もお前も殺されるんだぞ?』
神崎?誰?
この人達は何者なの?
『でっでも、俺には!!』
『『てめぇー!!』』
「お前達、誰のことを殺すって?」