紙飛行機~Another Sky Forever
透明な気持ち
次の日…―。
昨日の事もあって、私は朝からテンションが低かった。
あの後、真季ちゃんという助け船がやって来て、気まずい空気は跡形もなく消えた。
だけど、どうしても。
皆の悲しそうな顔が、大地の泣きそうな顔が。
頭の中から、消えてくれなかった。
「はぁ…」
思わずため息を吐いて、窓の外を見る。
「…あ」
一枚の紙飛行機が、病室に入ってきた。
昨日の事もあって、私は朝からテンションが低かった。
あの後、真季ちゃんという助け船がやって来て、気まずい空気は跡形もなく消えた。
だけど、どうしても。
皆の悲しそうな顔が、大地の泣きそうな顔が。
頭の中から、消えてくれなかった。
「はぁ…」
思わずため息を吐いて、窓の外を見る。
「…あ」
一枚の紙飛行機が、病室に入ってきた。