紙飛行機~Another Sky Forever
出会いのきっかけ
…014号室。
宇宙は、自分のベットの側のイスに私を座らせると、鍵付きの引き出しの中から鍵を開け、あるものを取り出した。
「これ…!!」
「それを初めて拾った時、すっごく気になったんだ。どんな子が書いてるんだろうって」
それは、私が今まで投げた紙飛行機だった。
『5月9日、晴れ。もう、今日で入院9ヵ月目だ。一体いつまで、私はここに居なくちゃいけないんだろう』
『5月11日、曇り。今日、久しぶりにあの海を見た。入院してから行ってないし、行きたいなぁ……』
『6月15日、快晴。今日は一週間ぶりの晴れだ。雨が降っていると紙飛行機を投げられないから、つまんない』
『6月23日、晴れ。今日、私は羽根のない天使を見つけた』
宇宙は、自分のベットの側のイスに私を座らせると、鍵付きの引き出しの中から鍵を開け、あるものを取り出した。
「これ…!!」
「それを初めて拾った時、すっごく気になったんだ。どんな子が書いてるんだろうって」
それは、私が今まで投げた紙飛行機だった。
『5月9日、晴れ。もう、今日で入院9ヵ月目だ。一体いつまで、私はここに居なくちゃいけないんだろう』
『5月11日、曇り。今日、久しぶりにあの海を見た。入院してから行ってないし、行きたいなぁ……』
『6月15日、快晴。今日は一週間ぶりの晴れだ。雨が降っていると紙飛行機を投げられないから、つまんない』
『6月23日、晴れ。今日、私は羽根のない天使を見つけた』