【完】無愛想彼氏
「す、好きですっ!// つき合ってください!!」
…さっきの子だ。
窓から下をみると、そこでは飯田が告白されていた。
「ごめん。今、好きな奴がいるんだ」
…チクン。
この言葉を聞いた時、なぜか…胸が痛かった。
あぁ…そっか。
ずっと、気づかなかった。
彼の優しさ、気づかなかった。
気づかなかった、このキモチ。
あたし…
飯田が好きなんだ。
そっか…そっか。
そう思うと、心が…温かくなった気がしたんだ。