【完】無愛想彼氏
キョウダイがいないあたしは、一人で遊んでた。
お父さんは仕事で、お母さんは日陰であたしを見てる。
そんな時に、”海条”ってお店の男の子が
「一緒に遊ぼうよ!」
って言ってくれて、2人で遊んだ。
日帰りだったから、男の子と遊んだのはほんの数時間。
それでも、あたしはその男の子に感謝してる。
もう、顔も覚えてない男の子に。
…懐かしいなぁ。
お母さんも覚えてないだろうし。
もしかしたら、会えるかなぁ。
…そんなわけないか。