【完】無愛想彼氏
「チョコバナナってあんま食わなかったけど、
結構美味いな」
「///」
「後でまたちょうだい」
「ばか…//」
「くくっ」
楽しそうに笑ってる蓮。
そんな蓮の姿だけで、
何もかもを許してしまう。
どれだけ…
あたしは彼に惚れてるんだろう。
「この後さ、6時には花火やるんだって」
「え、見たい!!」
「俺もそのつもり。2人で…見たくないですか?」
「…みたい、です//」
「んじゃ、決まり」
蓮は優しく笑って、あたしの頭を撫でる。
「崩れちゃう」
「崩れても可愛いから」
「っ///」
あたしが顔を真っ赤にすると、蓮は吹き出した。