【完】無愛想彼氏
「いや…それはないと思うけど…」
話したのだって、最近だぜ??
今まで、全然話したことなかったのに…
いきなりはないだろ。
一年だって別々のクラスだったし。
「…」
「仮に堤が俺の事好きでも、
俺の好きな人は変わらない」
「…うん」
「それでも心配?」
桃嘉は首を横に振る。
「心配、とかじゃなくて…//」
「?」
「やい、てるの…///」
真っ赤な顔を隠すように踞る桃嘉が可愛くて、
思わず吹いた。
「ふはっ」
変わるはずがない、
このキモチ。
動くわけがない。