【完】無愛想彼氏
「でも、もぅ変えられないし…大丈夫っ!
ほんとに、ちょっとだからっ!」
「…わかった。
不安になったら言えよ」
「うんっ//」
蓮…
心配してくれて、嬉しいよ。
大好きだよ。
「ってか、ぶっちゃけ言っていい?」
「? なに?」
「桃嘉の方が俺、不安なんだけど」
「ぇえ?! あたし?!」
「お前ね…言っとくけど、俺桃嘉の告白履歴知ってるからな」
告白…履歴?!?!
「今年四月に大塚、香川。五月に飯塚。六月は、宮崎、竹内、飯沼。七月に佐伯、黒川、関川、松波」
あたしは、
思わず言葉を失った。
「ちょっ何その情報! どこから?!」
「間宮」
伶かっ…!!
もぅ…ろくなこと、蓮にしゃべるんだから…。
「つーかさ、今年告白されたとか、俺聞いたことないんだけど?」
「え、報告するもん…??」
「別に。どうせ、間宮から聞くし」
「…だってさ、なんか…」
言いにくいんだもん。
っていうか、
話そうと思ったことは何度もある。
だけど、いざとなると、蓮との会話が楽しくて、忘れちゃうんだよね。