【完】無愛想彼氏





…ん??


なんか引っかかる…。


カリノ…カリノ…ナツコ??



『蓮くん!! あーそーぼ!』



俺の頭の中で、一つの記憶が過った。



「…ナツ?」


「ぇ…?」


「お前…ナツ、か?」


「その呼び方…!! 蓮くん!!!」


ナツはガバッと俺に勢いよく抱きついてきた。



「おまっ…」

「蓮くん蓮くん蓮くーん!!!」


よく見れば、確かにナツだ。

この綺麗な青色の瞳が昔を思い出させる。










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