君を魅たい愛したい
男の下心ありまくりの視線に、女の憎悪のある視線に
私はフッと笑みをもらし渡り廊下を進んでいった。
掲示板が見えてきたところで私は梨磨に目配せを送り
私の意図が分かったようで梨磨は頷くかわりに目を細め
「じゃ、ちょっと待っててね」
そう言って人混みの中は言ってった。
毎回この役割梨磨にお願いしちゃって悪いなとは思うけど
私じゃ、身長が経ちなくて自分のクラスがかかれてある掲示板まで無事に辿り着ける自信ないし
第一に人がわんさかいるところは苦手だ。
だからやや後退して、梨磨が戻ってくるのを待つことにしたら――
「ちょっと」
私のセミロングあたりまである髪をグイッと引っ張られた。
なるべく平静を装ってその人の方へと目だけやると
知らないケバイ女が三人いた。