僕達は恋をした。
「洸ー!お前はまたかー!!」
「先生すいませんー!!」
あれから何年たったのだろう
僕達は、もう高校生だった
「お色気ポーズで許して!」
「あほかー!!」
クラスメート達の笑い声が教室内に響く。
高校生になって初めての5月の終わり
もう少しで梅雨がやってくる時期
「廊下、立ってろー!!」
「そんな先生!!やり方が昔すぎる!!」
「立ってろー!!」
「はいはいはいはーい!!!!」
変わってない。
僕達の仲はなにも
変わったって言うなら、
背とか髪の色と声の高さ
後は、町の風景くらいだろうか
キーンコーンカーンコーンーー
授業が終わったことを知らせるチャイムが鳴り響く。
「なら今日はここまで。次は80ページからな!当てられたやつは洸みたいになりたくなかったらちゃんとやってくるように!!」
またドッと教室内で笑いがおこった