君が好き。

次の日、学校へ行くために
バス停に行った。

あたしの家は学校から離れているため

バスを利用してもいいことになってる。

ついでにバス停はあたしとまなの
待ち合わせ場所でもある。

バスとまなが来るのを待っていると

ピロリン♪

メールの着信音がなった。

携帯を開くと
まなからだった。
『ごめん(>_<)先に行って!!』

『了解☆』
と返事をするとプップーと丁度
バスがやって来た。

学校は3つ先。

今日は暇だな〜と思いながら
バスに揺られていた。

プシュー
バスが停まってまた走り出した。

トントンと肩を叩かれた。

ビクッ。思わず震えてしまった。

「ごめん‥
驚かせるつもりはなかったんだけど。」

「黒瀬先輩‥」

「おはよ。」

「あ‥おはようございます。」

「遠くから来てるの?」

「学校の3つ前からです‥」

「じゃあ‥意外と俺と近いね?
いつも1人なの?」

「あ‥今日は友達が遅れるだけで‥」

「そっか‥」

『桜川高校前ー』

「お‥ついたよ。」

話をしていたら、あっという間に
学校に着いた。

バスから降りて、少し距離を
とりながら隣を歩いた。

「疾風ーおはよー!!」

「おぅ!!」

「おっす‥疾風、彼女かよ?」

「違ぇーし‥!!」

黒瀬先輩は人気者だ。

まぁ、それはそうだろう。

顔も良くて、明るいなんて
典型的な人気者だ。

門をくぐり、少し歩くと

1年生昇降口と2年生昇降口が
別れるため、別れ道に来た。

「じゃあ‥な?」

「はい‥ありがとうございました!!」

一応、お礼を言って別れた。
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