君が好き。


「琉生兄ぃ?」

「ん‥どうした?」

あたしは、学校へ行く途中に尋ねた。

「昨日‥思い出したの‥

あたしね、車に引かれる前に

考え事してたってこと‥

でも、内容が分かんないの‥

琉生兄ぃと誰かの事だと思うんだけど‥

琉生兄ぃ分かる?」

「多分、分かるけど‥

俺からは言えないかな?」

「そっか‥」


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