君が好き。
最初は、委員会とか係決めだった。
あたしは何もやらないつもりで
黙っていた。
「クラス委員‥誰もいないのか?」
女子のクラス委員が決まらなかった。
「んー‥じゃあ、佐山。
クラス委員やらないか?」
「えぇ?!」
「学年1位だし、やってくれると
安心なんだけどな〜どうだ?」
「は‥はい。」
「おぉ〜ありがとな!!
はい、みんな拍手!!」
しょうがない‥やりますか?
男子は‥誰だろう?
黒板を見ると
クラス委員(男)‥葉山海(ハヤマウミ)?
他の係などは、すんなりと決まり、
1時間目が終わった後に
まなに聞いて見ることにした。
「まな‥葉山君ってどの人?」
「えっと‥確かあの人だよ?」
まなはクラスの中心にいる男の子を
指差した。
あぁ‥あの人。
あたし、あぁいう人一番苦手‥
爽やか系の‥モテそうな人。
あの人たちにスゴい似てるから‥
ずっと見ていたのに気づいたのか、
こっちに向かって歩いてきた。
「佐山‥さん?クラス委員よろしくね?」
そう言って、手を差し出した。
「よろしく‥葉山君。」
差し出された手には気づかない
フリをして言った。