君が好き。
第3章―告白
*疾風side
昨日、光に約束した通り
同じ時間のバスに乗った。
やっぱり‥いた。
今日は2人で。
少し近づいて行って声をかける。
「おはよ‥お2人さん。」
「「おはようございます!!」」
真波ちゃんは少しびっくりしたように、
優美ちゃんはまるで分かっていた
みたいに微笑みながら言った。
「あ‥あのさー」
俺が言うと二人とも?を浮かべている。
「良かったら‥メアド‥教えて?」
「あ‥はい!!ほら、ゆぅ♪」
なぜか真波ちゃんは優美ちゃん
を前に出してきた。
いや‥普通に嬉しいんだけど‥
「あ‥真波ちゃんもね?
光に教えるから。」
「ホントですか‥はい♪」
明らかに嬉しそうな顔したぞ?
まさかの‥?!
バスから降りて、学校へ向かって
歩いていると「疾風ー!!」と呼ぶ声がした。
いち早く反応したのは
「木島先輩♪」真波ちゃん
やっぱり‥??
「真波ちゃん‥おはよ〜♪」
そう言うなり、俺に近づいてきて、
「メアド‥ゲット出来たか?」
「あぁ‥」
俺が答えると真波ちゃんに向き直って、
「真波ちゃん‥メールするね♪」
「はい♪」
2人とも‥♪つけすぎだから‥
カップルかよ‥
早く付き合っちゃえばいいのに‥