君が好き。
*優美side
「メアドゲット〜♪」
教室に向かう途中、まなが嬉しそうに言った。
「良かったね♪」
「うん‥メールしてみた方がいいかな?」
まながそう言った所に
ピロリン♪
まなの携帯にメールが届いた。
「誰だろ‥」
まなは携帯を開けて固まった。
「まな‥?」
「先輩からだ‥
今日の放課後門で待っててだって‥」
「え‥良かったじゃん!!」
「話って何だろう‥」
きっと、告白だと思うけど‥
それは言わない方がいいかな?
キーンコーンカーンコーン
「みんな‥席に着けー
今日は特に何もないか‥
あぁ、今日の放課後クラス委員は
3年3組で集まりがあるから
行ってくれよー」
クラス委員の集まり‥
あっという間に放課後になってしまい‥
あたしは、クラス委員の集まりへ
まなは先輩の元へ行く時間だ。
邪魔しちゃいけないし‥
丁度良かったかな?
「ゆぅ‥あたし頑張ってくるね!!」
「うん!!何だったか教えてね?」
「は〜い。」
きっと、成功だから‥大丈夫♪
さて‥あたしも行こっかな‥
1年生は2階で3年生は4階。
階段を上がっていると3階で
黒瀬先輩に会った。
「優美ちゃん‥何やってんの?」
「クラス委員になっちゃって‥
先輩は帰るんですか?」
「いや‥偶然。
俺もクラス委員になっちゃって、
今から行くところだよ‥」
「先輩も‥?」
「くじ引きでね‥
俺、くじ運悪いよね〜
でも、優美ちゃんがいて良かったよ」
良かった‥?なんでだろう‥
「そういえば‥今日、光が真波ちゃんに
告るって言ってたけど‥そちらは?」
「あ‥やっぱり告白ですか?!
だったら、成功です♪
良かったぁ〜」
「やっぱ‥真波ちゃんもか!!
見てたら分かるけど‥2人とも
相当鈍感っていうか‥」
「はは‥ホントですね♪」
なんか‥先輩と話してると和む‥
何だろう‥この気持ち。