君が好き。
先輩と並んで歩く。
前みたいに、たくさんの人が
先輩に声をかけてきた。
「疾風〜♪おい、彼女かよ?!」
「え‥まぁ。」
「うわ‥いいな〜超可愛いし‥」
顔を覗きこまれた。
「おい‥あんま近づくなって‥」
「へいへい。独り占めしやがって〜
じゃあ後でな〜」
色んな人とそんなやりとりをして
分かれ道に着いてしまった。
「じゃあ‥。
あ!!優美ちゃん、今日一緒に帰れる?」
「はい♪」
「じゃあ、門の所で待ち合わせで。
では、放課後に。」
そう言って、あたしの頭をポンポンと
撫でて行ってしまった。
やっぱり、先輩に触られるのは大丈夫だ‥
「ゆぅ〜」
「あ‥まな〜おめでとう♪」
「ありがとう‥ゆぅもね?」
「え‥?」
「見ちゃったよ〜☆
頭ポンポンって♪」
「えぇ〜見てたの?!」
「ラブラブでしたね〜♪
あたしたちもだけど‥
光先輩超カッコいいし」
「うん‥」
元気の無い答えを疑問に思ったのか、
「どうしたの??」って聞いてきた。
「あの事‥話した方がいいかなぁ?」
「ん〜‥やっぱり、知るなら
ゆぅの口から聞きたいと思うけど‥
言いたくなかったら、無理に言うことは
無いと思うよ?」
「そっか‥そうだよね!!
ありがとぉ♪」
「全然だよ☆いつでも相談乗るからね?」
そうだ‥時期が来たら、話せば
いいんだ。
焦らずに‥