君が好き。
幸せ気分でぼーっとしていた俺だけど、
幸い、怒られずにすんだ。
気づけば、放課後だった。
「疾風、じゃあな〜」
光はさっさと帰っていった。
あ‥優美ちゃん待たせてんだった。
俺が走って門へ行くと、
もう、優美ちゃんはいた。
トントン
俺が軽く肩を叩くと、
またビクッとなった。
優美ちゃん‥いつもビクッと
するんだよな‥
なんか、あんのか?
「あ‥先輩♪」
でも、このホッとした顔を見せられると
素直に嬉しい。
「ごめんね‥帰ろっか?」
「はい!!」
あぁ‥やっぱり幸せ‥