君が好き。

それから、色んな所に
いったけど、俺はずっと上の空
だったと思う。

そして、気づくと‥

「あ‥俺今日、バイトだった。
先に帰るわ‥じゃな?」

「そっか〜また、遊ぼうな!!」

「あぁ‥」
そう答えて、行こうとすると

キュッ。

ん‥?誰かが服の裾引っ張ってる‥

振り向くと、

「優美ちゃん‥?」

「あ!!ごめんなさい。
あの‥あたしも一緒に行って
いいですか?」

「え‥いいけど?」

「ホントですか?!」

「うん‥じゃあ、行くよ?」

「はい!!」


「あぁ〜行くの久しぶりです!!
楽しみ〜♪」

「そっか‥猫好きなんでしょ?」

「はい!!だから、あそこの店に
行くとついつい買っちゃうんです‥
でも今日は、見るだけにします!!」

「本当に‥?」

「頑張ります!!」

そして、店に着いた。

「じゃあ‥」

「先輩!!」

「ん‥なに?」

「あの‥やっぱり何でもないです!!
バイト、頑張って下さい♪」

「うん‥ありがと。」

そう言うと、優美ちゃんは
カランコロンと鈴を鳴らして
店の中に入っていった。

俺は、裏口から入る。

それにしても‥葉山‥

何であんなに余裕なんだよ。

付き合ってる俺よりも‥


レジに立ち、しばらくすると

優美ちゃんがやって来た。

「買わないんじゃなかったの?」

「いや‥先輩もいることだし‥
誘惑に負けちゃいました。」

こんな風に、会話をしていても
不安だ‥。

「先輩‥?」

「あ‥ごめんね。」

「‥。じゃあまた明日‥」

「うん‥じゃあね。」

カランコロン。

鈴が鳴り、優美ちゃんは店を出た。

優美ちゃん‥葉山の所なんか
行かないよね?
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