君が好き。

そして、あたしを質問責めに
する事で放課後になった。

「優美、真波‥行くわよ!!」

お嬢様は、あたしの事も
まなの事も当然呼び捨て。

さっき、放課後には会えると
言ったから張り切っている。

「「はぁ〜い‥」」

あたしもまなもちょっと疲れぎみ‥

いつもの様に、門で待ってると

「真波ちゃ〜ん!!」

やっぱり、いつもの様に
光先輩が手を大きく振って来る。

けど、一瞬固まった。

「可愛い子が‥増えてる?」

「ねぇ、疾風は?」

先輩にも、敬語なんて使わず尋ねる。

「え‥あ、疾風?
もうすぐ、来ると‥」

戸惑いながらも、光先輩は
答え、まなに事情を聞いている。

「疾風〜!!」

お嬢様は、叫んで疾風先輩に
飛びついた。

「うわっ?!」

とか言いながら、お嬢様を
支えてあげている。

「疾風、結婚式はいつにする?」

お嬢様はさらっと言うから
驚いてしまう。

「ちょっ‥全然話が見えないんだけど、
説明してくれない?」

みんな、うんうんと頷く。

すると、どこから現れたのか
執事さんが言ってきた。

「お嬢様‥ご自宅でお話
されたらどうでしょうか?」

「そうね‥じゃあ、皆車に乗って?」

あたしたちは、5人なんか
楽々乗れる大きな車に乗り込んだ。
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