君が好き。
「疾風!!」
後ろから光が来て、無視するわけに行かず‥
振り向いた。
「どうしたんだ?」
何とか平静を装った。
「どうした?じゃねぇよ!!
何で、優美ちゃんと一緒に来てないんだよ?!」
「あぁ‥俺、フラれた‥」
「は‥?!
疾風はそれでいいのかよ!!」
「いいも何も‥しょうがないだろ?」
「嫌だって言ったのか?」
嫌だ‥?
全然考えてなかった‥
「言ってねぇ‥」
「優美ちゃん、言ってほしかった
んじゃないの?」
まさか‥
「‥んなわけ‥」
「ないって言い切れんのかよ。」
「うっ‥」
真剣な光の目に言葉が詰まった。