無償の想い
12 長い夜
夏祭りの日から一ヶ月が経った。
時々、理子さんから近況を知らせるメールが届く。
あの日を境に堂島さんと理子さんは順調に行ってるみたい。
それでも細かいケンカとかはあるみたい。
そんな時は私が理子さんの相談役って感じ。
夏祭りの日を境にして私の堂島さんへの思いは募るばかり…
でも心の中だけにしまってある。
もちろん頭の中では理解してるつもりだけどやっぱり話を聞いたりするとモヤモヤした気持ちになってしまう。
会社帰りに理子さんと夕食を共にする機会も何度かあった。
その時も話題に上がるのは堂島さんの話がメイン。
理子さんの事を恋敵って風には思わないけど、どうしても羨ましいって思う気持ちは捨てきれない私。
嫌な女って自分でも思う。
目の前で幸せそうな話をする理子さん。
その話しぶりがちっとも嫌味さが無いから更に自分に腹が立つ。
飲めないお酒を飲む事もあった。
「余計な事はしちゃいけない」っていつも鏡に向かって言い聞かせる。
気分も晴れないまま毎日を過ごし、やっとの思いで金曜日の夕方までやってきた。
時々、理子さんから近況を知らせるメールが届く。
あの日を境に堂島さんと理子さんは順調に行ってるみたい。
それでも細かいケンカとかはあるみたい。
そんな時は私が理子さんの相談役って感じ。
夏祭りの日を境にして私の堂島さんへの思いは募るばかり…
でも心の中だけにしまってある。
もちろん頭の中では理解してるつもりだけどやっぱり話を聞いたりするとモヤモヤした気持ちになってしまう。
会社帰りに理子さんと夕食を共にする機会も何度かあった。
その時も話題に上がるのは堂島さんの話がメイン。
理子さんの事を恋敵って風には思わないけど、どうしても羨ましいって思う気持ちは捨てきれない私。
嫌な女って自分でも思う。
目の前で幸せそうな話をする理子さん。
その話しぶりがちっとも嫌味さが無いから更に自分に腹が立つ。
飲めないお酒を飲む事もあった。
「余計な事はしちゃいけない」っていつも鏡に向かって言い聞かせる。
気分も晴れないまま毎日を過ごし、やっとの思いで金曜日の夕方までやってきた。