無償の想い
「あれ?聞こえなかった?麻美ちゃんの名刺…」
「もももも持ってます!!!」
「良かったら1枚ちょうだい♪」
頭の中で「1枚ちょうだい」が延々とリピートしてる。
もうダメ。倒れそう。
堂島さんから連絡先を聞かれるなんて…
「ち、ちょっと待ってくださいね!」
そういってカバンから私の名刺を取り出す。
しかし取り出した名刺には私の電話番号はおろかメールアドレスも載ってない。
載っているのは会社のホームページのアドレス…
「あの…これ…」
そう言って名刺を手渡す。
ちょっと指と指が触れてしまった。
慌てて手を引っ込める私。
「へー武の名刺と一緒だね」と堂島さん。
渡した後に(自分の電話番号とメアド書いとけば…)なんて思っても後の祭り。
胸ポケットから名刺入れを取り出し私の名刺を仕舞おうとする堂島さん。
その時、反対側の内ポケットからペンを取り出した。
「こんな事を言うのは非常に照れくさいんですけど、良かったら麻美ちゃんの連絡先を教えてもらえませんか?」
飲んでた飲物を噴き出すかと思うくらいビックリした。
「え?私の連絡先ですか?」
声が裏返りそうな勢いで聞き返す私。
「もももも持ってます!!!」
「良かったら1枚ちょうだい♪」
頭の中で「1枚ちょうだい」が延々とリピートしてる。
もうダメ。倒れそう。
堂島さんから連絡先を聞かれるなんて…
「ち、ちょっと待ってくださいね!」
そういってカバンから私の名刺を取り出す。
しかし取り出した名刺には私の電話番号はおろかメールアドレスも載ってない。
載っているのは会社のホームページのアドレス…
「あの…これ…」
そう言って名刺を手渡す。
ちょっと指と指が触れてしまった。
慌てて手を引っ込める私。
「へー武の名刺と一緒だね」と堂島さん。
渡した後に(自分の電話番号とメアド書いとけば…)なんて思っても後の祭り。
胸ポケットから名刺入れを取り出し私の名刺を仕舞おうとする堂島さん。
その時、反対側の内ポケットからペンを取り出した。
「こんな事を言うのは非常に照れくさいんですけど、良かったら麻美ちゃんの連絡先を教えてもらえませんか?」
飲んでた飲物を噴き出すかと思うくらいビックリした。
「え?私の連絡先ですか?」
声が裏返りそうな勢いで聞き返す私。