無償の想い
「大丈夫です。ここからすぐなんで」
「本当に?」
「はい。今日はご馳走様でした」
「うん、また今度ね。気をつけて。おやすみ」
優しい笑顔に良いそうになりながらも家の方へ歩き出す私。
タクシーから降りたまま私の姿が見えなくなるぐらいまで見送ってくれた。
家に着くと携帯が鳴った。
「こんな時間に誰だろう?」と思いながら携帯を開くとそこには「堂島 充」という名前が。
突然の電話に驚きながらも受話ボタンを押す。
「も、もしもし?」
「あ、麻美ちゃん?無事に家まで着いた?」
「はい!無事に到着しました!」
「そう、良かった。何かあったら嫌だもんね」
「わざわざありがとうございます」
「ううん。男として当然だよ。じゃ、おやすみなさい。またね」
ここで「メールしても平気ですか?」って聞かなきゃ!と心の中で叫ぶけど声が出てこない。
ここぞという時に勇気が欲しい。
「あ、そうだ麻美ちゃん?暇な時とかメールしてもいいかな?」
・・・・・・!!!!!
「ぜ、ぜんぜん大丈夫です!わ、私も堂島さんにメールしても平気ですか?」
「本当に?」
「はい。今日はご馳走様でした」
「うん、また今度ね。気をつけて。おやすみ」
優しい笑顔に良いそうになりながらも家の方へ歩き出す私。
タクシーから降りたまま私の姿が見えなくなるぐらいまで見送ってくれた。
家に着くと携帯が鳴った。
「こんな時間に誰だろう?」と思いながら携帯を開くとそこには「堂島 充」という名前が。
突然の電話に驚きながらも受話ボタンを押す。
「も、もしもし?」
「あ、麻美ちゃん?無事に家まで着いた?」
「はい!無事に到着しました!」
「そう、良かった。何かあったら嫌だもんね」
「わざわざありがとうございます」
「ううん。男として当然だよ。じゃ、おやすみなさい。またね」
ここで「メールしても平気ですか?」って聞かなきゃ!と心の中で叫ぶけど声が出てこない。
ここぞという時に勇気が欲しい。
「あ、そうだ麻美ちゃん?暇な時とかメールしてもいいかな?」
・・・・・・!!!!!
「ぜ、ぜんぜん大丈夫です!わ、私も堂島さんにメールしても平気ですか?」