無償の想い
第4章
16 予定
「今のところは無いかな。私は直感で買い物するタイプだから実物が無いとわからないんだよね」
「なんだか良くわかんないなあ・・・まあそれも麻美らしくて良いのかもな」
「自慢じゃないけど衝動買いで後悔するタイプですよ。私」
「確かに自慢にはならねえな。お!見てみろよ麻美!あれあれ!」
目を向けるとそこにはクリスマスツリーの準備をしている店員さんの姿。
エントランスホールに特大のツリーを飾るようだ。
今年ももうそんな季節になるんだなあ・・・と見とれていた。
「なあ麻美・・・今年の・・・・・・・・あるのか?」
「ん?何?声が小さくて聞こえなかったんだけど」
「もう言わねえ。何でもない。忘れろ」
「何よもう!武らしくないわね。ちゃんと言ってよ!」
「いいよ。二回も恥ずかしい事言えないから」
「気になるじゃん!ねえ!何て言ったの?」
黙り込んで歩き出す武。
頭に来たので武の前に回りこんで問い詰める。
「はっきり言ってくれないと眠れなくなっちゃうから言って!そういうのイライラするんだよね!」
ビックリした表情を見せる武。
鳩が豆鉄砲を食らった顔って言うのはこういう顔なのかもしれない。
「ほら!早く言って!5・4・3・2・・・」
「分かった分かった。降参だよ」
「よろしい。では張り切ってどうぞ!」
「なんだか良くわかんないなあ・・・まあそれも麻美らしくて良いのかもな」
「自慢じゃないけど衝動買いで後悔するタイプですよ。私」
「確かに自慢にはならねえな。お!見てみろよ麻美!あれあれ!」
目を向けるとそこにはクリスマスツリーの準備をしている店員さんの姿。
エントランスホールに特大のツリーを飾るようだ。
今年ももうそんな季節になるんだなあ・・・と見とれていた。
「なあ麻美・・・今年の・・・・・・・・あるのか?」
「ん?何?声が小さくて聞こえなかったんだけど」
「もう言わねえ。何でもない。忘れろ」
「何よもう!武らしくないわね。ちゃんと言ってよ!」
「いいよ。二回も恥ずかしい事言えないから」
「気になるじゃん!ねえ!何て言ったの?」
黙り込んで歩き出す武。
頭に来たので武の前に回りこんで問い詰める。
「はっきり言ってくれないと眠れなくなっちゃうから言って!そういうのイライラするんだよね!」
ビックリした表情を見せる武。
鳩が豆鉄砲を食らった顔って言うのはこういう顔なのかもしれない。
「ほら!早く言って!5・4・3・2・・・」
「分かった分かった。降参だよ」
「よろしい。では張り切ってどうぞ!」