僕と私~本当の自分~
『もしも~し、萌花~?』
…ゲッ、リュウジ………
『なぁなぁいいヤツだろ?』
「自己紹介しただけじゃ、なんもわかんないよ!てかいきなり電話かわんな!/////」
心拍数ハンパないよぉ…////
でも、実は声が聞けて嬉しかったり…(笑)
『ごめんごめん(笑)んじゃアヤトに戻すなぁ(笑)アヤトーご指名(笑)』
チャラい…そして軽い…
2年経って、久しぶりに声聞いた感想は、その一言だけだった。
てゆかご指名って…

『もしもし?』
「あ、はい!」
こっちはなんか…大人しい(笑)
まぁ優等生みたいな感じかな?
『なんか悩みあるの?』
「ふぇ?」
…唐突過ぎない??
『リュウジがそうやっていってたからさ。なんか力になれたらいいなぁって。』
この人…超いい人!
『なんでもいえよ?…て初めて電話とかした相手にすぐ話せるのかね(笑)』
「…聞いて、、、くれるの?」
『うん、きくよ?』

そんな感じで今まで“未練”と言う気持ちと共にリュウジに話していた悩みをアヤトにぶちまけた。
なんで顔も知らないやつに話せたのか…
それはなんとなくだけど、この人なら…って思ったんだ。
この人なら…この人がいたら、私はまた幸せをつかめるかもってちょっと期待して、掛けてみたんだ。
“悩みをぶちまける”という行為で…


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