恋人免許〜永ちゃん先生わ恋人〜
プロローグ★告白
清水舞(しみずまい)、17歳。
あたしはこれまでの人生の中でこんな衝撃的なことはないと思う。
大好きな大好きな永修が、永ちゃんが......。
「あのさ、まい。俺、就職先決まったんだ!」
「どこどこ!」
「.....いいにくいんだけどぉ〜教師になったんだ!」
「ええ!?」
「しかもまいの高校.....」
「はあ!?」
意味わかんないッ!
つか永修が教員免許とってたなんて知らなかった!
「いつ取ったの!?教員免許!」
「まぢごめん!!ほんっとごめん!!」
たしかに永修わあたしより頭いいし、国家試験だって、英検だってらくらく取っちゃうけど、だけど.....。今日わ5年目の記念日なのにィ!!!
「ちなみに来年からな?」「ぶざけんなぁ」
ばん!
「ただでさえなかなか会えないのに!
がっかりだよ、永ちゃん!てかバレたら退学だよぉ!まいわぁまいわぁ永ちゃんと離れるなんてやだぁ」
いつのまにか子供みたいに泣いてた。
「ごめんなぁ?」
永ちゃんがぽん、ぽんって抱きしめてくれた。
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