君とバスで




家に帰るなり、
あたしはベッドに飛び込んだ。


勝手に達也くんに一目惚れして


勝手にいろんな想像して


勝手に一喜一憂してる。



達也くんも、
あたしみたいな面倒臭い女に好かれて、大変だろうな。


そんなことを考えて苦笑するけど


彼があたしの気持ちを知るわけない、


と、自分に言い聞かせて


少し淋しくなってしまった。



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