[完] スマフォン忍者 HISANO
 冷たい風が顔に染みる。

 そんな季節に辛く孤独な戦いをしている人がいる。

 そんな十二月、瞳美もその一人のはずだが…

 ありゃま?スマートフォンいじっている。

 それにここ最近、いじりながらにやにやしている。


 冬休みのある日、寿乃は瞳美にそのわけを聞こうと、瞳美の部屋に入った。

 瞳美は寿乃が入ってきたことに全く気が付かず、夢中になってスマートフォンをいじっている。

 一体瞳美はスマートフォンで何をしてるの?

「瞳美ちゃん。」

 瞳美の肩に両手をぽんと置き、ぐっと前屈みになってスマートフォンをのぞこうとする。

 瞳美は慌てて隠す。

「何してた?」

 瞳美はなんだぁと一安心。





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