[完] スマフォン忍者 HISANO
 ムスムス、怒りながらこっそりこっそり、時々変装アプリを使って移動する。

 もう何回移動したの?

 あきれて、あきれて。

 あまりにもラブラブ過ぎて羨ましくなる。

 もう帰りたい。

 寿乃はそう思うばかり。

 位置に着いてまた瞳美たちの見張り。


「はぁあ、きれい。」
「だろう?俺これを見せたかったんだ。」

 確かに綺麗なイルミネーション。
 そういえば今月はクリスマスだったね。

 大きなもみの木に、色とりどりのライト。

 ついつい、寿乃も見とれる。

 さっきまでのイライラはどこへやら。

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