[完] スマフォン忍者 HISANO
 まずい!

 これは人として悪い!

 やばい、やばい。

 寿乃慌てる。

「はるくん、さっきは・・・。
 さっきは・・・。」

 かんじゃっているし!

『ごめんね。』

 ってなかなか口に出せない。
 いつもは、冷静なはずの寿乃が・・・。


「寿乃ちゃんの言いたいことは分かったよ。」

 啓仁は立ち上がる。

「この話と、寿乃ちゃんが言っていることは関係ないよ。
 
 確かに、俺も思う。
 このままじゃあまずいって。」

 意外と素直じゃん。
 っと寿乃は初めて思った。

 なんだか、啓仁の顔が凛々しく見えた。




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