[完] スマフォン忍者 HISANO
「だけど、苦手は苦手。

 っということで、寿乃ちゃんに一生負け続ける!」

「はっ?意味不明?」

 さっきの凛々しく見えたのは帳消し。

 やっぱり、啓仁はどこかわからない。

 って、啓仁、さっきまで落ち込んでいた顔はどこへやら。


「まあ、今日の稽古終わりにするわ。」

 寿乃は呆れながら、部屋を出る。

 啓仁とこれからどう接すればいいのか・・・。

 謎の謎。

 これじゃあ、瞳美と仲悪い理由も、寿乃にはわかる。

 さばさば適当に接すればいいか。

 寿乃はそう思う。

 向こうが変わらない限り。



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