[完] スマフォン忍者 HISANO
「私は、篠田さんのお金を盗もうとしてしました。
 でも、たまたま篠田さんが来て。

 最初は隠すつもりでした。

 篠田さんにいろいろ言われて、今正直に言います。」

 ここで、風花は一呼吸置く。

 先生と寿乃は何が何やら。

 とにかく、なぜか緊張している。

 ドキドキ、ドキドキ。


「高橋さんに指示されて、篠田さんだけではなく、他の人のお金を盗みました。

 そして、すべて富川さんがやったことにして、あとでトイレでいじめました。」

 ガーンと頭を殴られたような気分だ。

 寿乃はこれは分かっていたことだが、やっぱり加害者本人から言った方が衝撃が大きい。

 先生、思考停止中。

 寿乃もなにすればいいのかわからない。




 
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