[完] スマフォン忍者 HISANO
 帰り学活が終わって、家に帰る。

 家に着くと、今日も武仁ひとり。

 ごろごろ寝転がっているかと思いきや、メガネをかけて書類を見ている。

「まったく、近頃こいつらが犯罪を起こしているのか・・・。」

 どうも、本職の警察の幹部に雇われている裏刑事の仕事なのか。

 それにしても、寿乃は初めてこんな姿を見る。

 
「おう、寿乃か。」

 武仁はメガネをはずし、書類を机に置く。

「お帰り、何か用かな。」

 急に正座して、腕をまっすぐ、前に伸ばす。

「殿、今日珍しく重要なプリントが来ました。」

 頭を下げる。






 
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