ROSE~AI (ノンフィクション
確かその翌日だった


普段は大人しい母の、怒鳴り声で目が覚めた。


まだ夜中、


ふすまの先の光りの中。


キラッと何かが光った。


母が、包丁を握りしめたまま、父を睨みつけてた



あぁ。


そうだよ。


殺しちゃえばいんだ。




だけど・・・・



もしそれが無理なら



そうか。


アタシが死んだらいい




< 133 / 366 >

この作品をシェア

pagetop