ROSE~AI (ノンフィクション
カップラーメンをすすりながら、立て掛けたキャンパスを見つめていた。


誰かにわけてもらえばいいと思うの・・・・


居るはずよ・・・


あなたにも


そんな仲間が・・・・



ふいに、先生に言われた言葉が頭をよぎる。



あの時、頭に浮かんだのは誰・・・?


そうだね、

アタシが大嫌いな光り。

手をのばしても逃げて行く光り。


だけど唯一、信じたい光りが、アタシにはある様な気がする。



子供みたいに笑う美咲


力強くアタシを導く高貴

優しい木漏れ日みたいな
那智


祐樹に勇ちゃん、竜、雅


倉木の皆が

気付いたら今のアタシを支えてる。



イキイソイデ


キエテシマイタクテ


そんなアタシが

初めて守りたいと思った

それは

まとわりつく黒を、唯一拭える光り。



~♪~♪


急に、静かなリビング
携帯の着メロが響く。


{着信中 那智}




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