ROSE~AI (ノンフィクション
「で?どーすんのーぉ」


ニヤリと笑ってアタシを見上げた。


「・・・・・・。」


「言っておくけど倉木とは縁切ってもらうよ?」


唇を噛み締める。


アタシは真っ直ぐに白井を見下ろした。


そしてそっと口を開いた




「好きにしたらいい」

体の力が抜ける。
アタシの人生捨てた気がした。



「よし!決まりっ」

ピョンとベットの上で跳びはねて部屋を出ていく。


その間際。
扉から半分振り返って笑った。


「きょーはもう帰っていいよー。覚えといてね?アンタは今日から俺のだから。」


パタンッ

ドアが閉まる。

階段を駆け降りる音が聞こえる。


ふっ

そのまま床に座り込んだ



「・・・・・・」


どうしてこんな状況になってしまったのか。

無性に虚しくなって、どうしてだか那智の声が聞きたくなった。








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