ROSE~AI (ノンフィクション
辺りが暗くなって来た頃、白井より先に梅沢が玄関のドアを開けた。
「うわっ!びっくりしたっ!」
「・・・・・」
アタシは階段の下にしゃがみ込んだまま一服中。
多分死人みたいな顔をしてたに違いない。
「ど、どうしたの?!」
「休憩・・・」
梅沢がスッキリとした玄関に靴を脱いで、
家中を見渡す。
「超綺麗になってる!」
「・・・・」
当たり前だ。
一日かけて一人で掃除したんだから。
「な、何で・・・?」
不思議そうに首を傾げた梅沢に、簡単に返事を返した。
「白井に掃除しろって言われたから。」
しかも倉木の名前までチラつかせて脅してきやがった。
まじ鬼だ。
「白井は?」
「あー多分もうちょいしたら帰るよ。」
お腹をさすりながら梅沢が返事をした。
「何してんのあの人」
アタシの質問が聞こえなかったのか、梅沢は頭を掻きながら言った。
「腹減ったでしょ?俺ペコペコだし、コンビニ行ってくるね。何がいい?」
「・・・おにぎり。」
「あははっ、わかった」
何が面白いんだか。
梅沢はニコニコしながらまた家を出て行った。
一階の一室。
いつもはたまり場になっているそこも、今日は綺麗だし誰もいない。
ゴロンと仰向けになって、天井を見上げた。
「・・・・・・」
アタシ何やってんだろ。
白井の弱みでも握れたら、すぐに出てってやるのに。
「・・・・・?」
ん?
下ばっか見てて気付かなかった。
壁の端っこ、凄い上の方、板がはられていてその上に・・・・
「写真?」
一枚の薄汚れた写真と、お酒の瓶が置かれてた。
アタシは体を起こして、うんと背伸びをしてみる
「・・・・・」
届かない。
そりゃそうだ、自分の背を考えたらわかる。
諦めて振り返った時。
「わっ」
見知らぬ男が首を傾げてアタシを見ていた。
「あんた誰?」
「うわっ!びっくりしたっ!」
「・・・・・」
アタシは階段の下にしゃがみ込んだまま一服中。
多分死人みたいな顔をしてたに違いない。
「ど、どうしたの?!」
「休憩・・・」
梅沢がスッキリとした玄関に靴を脱いで、
家中を見渡す。
「超綺麗になってる!」
「・・・・」
当たり前だ。
一日かけて一人で掃除したんだから。
「な、何で・・・?」
不思議そうに首を傾げた梅沢に、簡単に返事を返した。
「白井に掃除しろって言われたから。」
しかも倉木の名前までチラつかせて脅してきやがった。
まじ鬼だ。
「白井は?」
「あー多分もうちょいしたら帰るよ。」
お腹をさすりながら梅沢が返事をした。
「何してんのあの人」
アタシの質問が聞こえなかったのか、梅沢は頭を掻きながら言った。
「腹減ったでしょ?俺ペコペコだし、コンビニ行ってくるね。何がいい?」
「・・・おにぎり。」
「あははっ、わかった」
何が面白いんだか。
梅沢はニコニコしながらまた家を出て行った。
一階の一室。
いつもはたまり場になっているそこも、今日は綺麗だし誰もいない。
ゴロンと仰向けになって、天井を見上げた。
「・・・・・・」
アタシ何やってんだろ。
白井の弱みでも握れたら、すぐに出てってやるのに。
「・・・・・?」
ん?
下ばっか見てて気付かなかった。
壁の端っこ、凄い上の方、板がはられていてその上に・・・・
「写真?」
一枚の薄汚れた写真と、お酒の瓶が置かれてた。
アタシは体を起こして、うんと背伸びをしてみる
「・・・・・」
届かない。
そりゃそうだ、自分の背を考えたらわかる。
諦めて振り返った時。
「わっ」
見知らぬ男が首を傾げてアタシを見ていた。
「あんた誰?」