ROSE~AI (ノンフィクション
ジャガ芋と人参、玉葱と鳥肉。
まな板の上ですっかり細かくなったソレを炒めながら、左手の小指に視線を落とした。
那智は、今何をしているんだろう。
そろそろ皆の怪我も、良くなった頃だろうか。
ふと、煮込み始めた頃
背後からにょきっと白井が顔を覗かせた。
「まだぁ~?」
「・・・・・」
邪魔くさい。
「腹へったぁー」
「・・・・」
マジうるさい。
「ねー?もういーんじゃないのー?」
「・・・良く見ろ。」
カレーのルー入れてないのに、どうしたら食えるとゆうのか。
「・・・・・」
頬を膨らませた白井を振り返って、アタシは疑問に思っていた事を尋ねた。
「お前、急にどうしたんだ?」