ROSE~AI (ノンフィクション
結局・・・・
リビングのソファに、四人向き合ってピザを頬張る。
「こんなん知ったら美咲がフテルだろーな。無理矢理置いて来たからな」
「・・・・・」
祐樹が半笑いで言った。
まぁ、確かにヤキモチ妬くかもしれない。
てゆうか・・何故祐樹は勝手に人ん家で晩酌をしているのか・・・
少し頬を赤らめながら、手にはしっかり缶ビールが握られている。
「あんな危ない所連れてけないからね。」
サラっと言った那智の言葉に、少し刺がある様な気がするのは気のせいだろうか。
「・・・・・」
二人を交互に見て、
溜息をつくアタシに、
「愛美ちゃん、ごめんね?リアついて来ちゃって・・・・」
隣に座ったリアが、申し訳なさそうに顔を覗きこんだ。
「大丈夫。全然気にする事ないよ。」
そう答えたアタシの耳元で、リアがそっと様に呟く。
「ねー那智さんと愛美ちゃんはラブ?」
「ブッッ!! 」
瞬間、飲んでいたコーラをふきだしそうになる。
「大丈夫かよ・・」
呆れた顔で祐樹がアタシを見た。
「・・・・。」
大丈夫じゃない。
「那智さんって凄いカッコイイですよね。モデルみたいですっ!」
キャピキャピとはしゃいだリアが那智に声をかけた。
「いや・・・別に。」
「・・・・」
素っ気ない。
いや、かなり冷たい。
元から人見知りだけど、今日は更に酷い。
しゅんとしたリアを祐樹がなだめながら、何とかその場はおさまった
でも
アタシも那智も無口のまま、最初から最後まで
一度も目を合わさずに居た。
何でこんなに気まずいのかわからない。
胸ん中がムカムカする。