ROSE~AI (ノンフィクション
二人組が去って行った後、

タイミング良くアタシの携帯が鳴った。



由美が駅に着いたらしい。

バイクを三人乗りして、坂道を下る。


駅の裏に着いた時、すでに由美が待ち構えていた。




「愛美っ!!」


笑顔でアタシに手を振る。


私服の由美はいつもより大人びて見えてやっぱり綺麗。



「これが祐樹で、こっちが那智。」


アタシが二人を紹介すると、由美は那智の顔を見てしばらく呆然としていた。


そりゃそうだ。


こんな美形はなかなか居ないもんね。


でもバカだけど。


「腹減った」


「・・・・・。」

ほらね?


那智はそんなのお構いなしでそう呟く。


本当にマイペース。


まぁいいけど。




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