パパ、分かってください

騎士団の試験:前編

受験番号の順番で、試験を受ける部屋を探す。

ボクは、2階のI室。
いつもは、騎士団の兵法学習に使用する部屋だ。


I室にはもう多くの受験生が着席していた。

ここで、ボクも試験を……
そう考えると、また心臓がヒンヤリと冷たくなる。


でも、ボクはできるんだ。
やらなければいけない。
そう、自身を戒めた。
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